秋田の秋田の一乃穂 しとぎ豆がきをいただきました。 秋田の米を使った焼き菓子です。 なかなかいい塩加減です。
しとぎ
粢というのは水に漬けてふやかした生米を挽いて粉にして丸めたもので、古墳時代に誕生したといわれています。 皇族への献上品だったそうです。 現在でも、青森ではタラ漁を始めるときの儀式として、丸める前の練ったシトギを顔に塗り、大漁を祈願する祭りがあります。 また、お盆にお墓参りをするときに、米を漬けた水を墓にかける地域もあります。
そして粢は餅に発展しました。 粢の文化は広くアジア地域にあるのですが、餅に発展したのは日本だけです。
粢より生まれた餅から、食文化が発展しました。 厳寒の秋田にはたくさんの餅を搗いてのし餅にし、軒先で干し餅を作る習慣があります。 焼いたり揚げたりして、おやつや保存食としても重宝がられます。
秋田の一乃穂 しとぎ豆がきは、黒豆の入った餅をからりと焼き上げ絶妙な塩加減でおいしいくいただけます。